会山行紀行文 2021年
9/11(土)
曇り
(かなばちやま・あらかわやま)
(五頭連峰)金鉢山、荒川山(コマタ)
888.4m  630m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No−57  グレード:C上  25名
 担当リーダー 1234 A/B (男性9名・女性16名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅(7:10)=花の木平登山口(8:05-23)…穴マクリ展望場所(9:38-52)…荒川山(コマタ)山頂(10:25-37)…金鉢山(11:59-12:45)…荒川山(コマタ)山頂(13:52)…焼山(14:50)…剣龍峡登山口(16:05-30)=新潟駅南口(17:35)
≪紀行文≫
〜〜〜五頭連峰の最北に位置する金鉢山へ、松平山や二王子岳・飯豊連峰など眺める〜〜〜

 五頭連峰の最北に位置する金鉢山。金鉢山は、良く登られている松平山の北に位置する山で、荒川山(コマタ)からの登山道は整備されているが、松平山への登山道は藪状態。金鉢山山頂は、地形図に名前が記載されている三角点の置かれている888mの北峰と、890mの鋭い山頂を持つ南峰の二つのピークを持つが、金鉢山は山体全体の名前とし、北峰と南峰を持つ双耳峰という意見もある。

 金鉢山は、以前であればヤブが多く冬季に登る山といわれていたが、ヤマップなどを見ても大勢登っており、荒川山(コマタ)から先も藪は無し、登山道も明瞭で、今は年中登れる山になっている。但し、地理院地図にも、ヤマップ地図にも登山道の表示は無い。

 新潟駅からマイクロバス2台25名参加で新潟駅7時過ぎ出発、林道新発田南部線の剣龍峡経由で花の木平登山口の少し手前駐車場に8:05到着
 ルート図(クリックで拡大)  距離と高低差(クリックで拡大)
 左からの尾根を登り、真ん中少し右がコマタ、一番右が金鉢山
登山口すぐ手前に駐車し登山開始 花の木平登山口 急登で水路のような登山道

 今日の天候は、曇りのち晴れでしたが、結構急登が多い登山道なので、晴れると気温が28度となり、直接陽が当たると暑くてバテルことになるので、ほぼ曇りのほうが涼しくて歩きやすく、バテル人が出なかった。

 花の木平登山口から登山開始し、荒川山経由で金鉢山へ向かう。
 登山口からは雨が強い場合には水路になるような登山道で、しかも暫く(15分位)急登が続く。荒川山までのこのコースは大きなアップダウンが多い。しかし、剣竜峡登山口(160m)より花ノ木平登山口(360m)は200mほど標高が高いので少しは高度を稼いでいる。
夫婦杉、その先で草刈り中 安産石 上藤沢まで15分強急登が続く
その後も時々急登あり 漸くなだらかなになりブナ林が続く 穴マクリ展望場所到着

 急坂を少し登ると緩やかな登りとなり尾根に出る。
 少し歩くと真木山が見える。真木山は三角点もある山であるがこの登山道から入る道がよくわからず忘れられる山となりそうである。

 登山道は結構なアップダウンが続くが標高はあまり変化が無く少しずつ高度を稼ぐ。ブナが出てくると内の倉ダムや二王子岳、焼峰山、飯豊連峰が良く見えるようになる。
 途中に崩壊して土肌が露出しているガレ場の場所があったが慎重に通過すれば問題がない。
展望できる山々の看板 穴マクリ展望場所で休憩と山座同定 ガレバを過ぎて荒川山への急登が始まる
 荒川山頂上手前の最後の急登  荒川山(コマタ)頂上到着 頂上で少し休憩してさあ金鉢山へ
荒川山頂上から直ぐにクマの仕業 荒川山から直ぐのピークへの急登 金鉢山山頂は、正面奥にある

 荒川山の最高地点コマタから杉林の中を登ると670mのピークに出て、これから登る金鉢山へ続く尾根が確認できる。
 頂上への最後の長い急登の場所では、ロープがふんだんに張ってあり、雨の日は滑るので登りにも使用できるし、下山も木々をつかんで下山できるがロープで安全に下山もできる。
 ピークを過ぎて、金鉢山頂上と勘違いしそうであるが、そこから4分歩くと頂上に到着する。
 頂上は、少し狭いが刈払いされており、飯豊方面が開けている。その場所で昼食とした。
このような緩やかな道もある 途中に三角点 急登の途中で休憩
 頂上手前の長い最後の急登  金鉢山到着、三等三角点あり 頂上から松平山
1・2班の集合写真 3・4班の集合写真
 少し狭い頂上で昼食  急坂は木を掴みながら下山  途中で振り返り金鉢山を見る

 昼食後、下山開始する。下山最初は急坂を下るので、ゆっくりと木々を掴んで下り、細尾根の後は堀切(分水嶺)へアルミ梯子で下る。この登山コース唯一の水場である堀切(分水嶺)にでる。飲料水が切れたら水筒に汲むのも良いようだ。但し急斜面なので雨の日や濡れている時は注意が必要である。
 荒川山(コマタ)頂上到着  荒川山頂上から下山道も急坂  堀切(分水嶺)へ
焼山までの登山道は緩やかでブナ林が多い  焼山に到着  スズメノ口到着
 
 途中はアップダウンが小さい尾根道を爽やかに歩き、その後ゆっくり登って30分強もすると360度の大パノラマが見える標高540mの焼山の頂きにくる。
 日本海沿いの北方向に朝日連峰、更に北東に目を移すと、二王子岳と北股岳、飯豊山,御西岳、大日岳の飯豊連峰が、手前には登りに歩いた尾根の稜線が見える。すぐ南方の眼前には、先ほど登って大きな金鉢山が迫ってくる。西方には、越後平野、新潟市、佐渡島も水平線に浮かんで見える。素晴らしい眺望に恵まれている。しばらく、休憩して眺望を楽しむ。
 約25,000強歩いて登山口に、お疲れ様  剣竜峡を見学して  剣竜峡山口駐車場に到着

 スズメノ口や越後平野を眺められる地域の信仰厚い「山の神奥の院」の祠が鎮座している場所は、登りの場合は休憩場所となるが、下山では通り過ぎていく。
 ロープが張ってある三の坂、二の坂、一の坂の岩場道急坂を下ると登山口に出る。剣龍峡の橋を渡って駐車場に到着した。